| | 1998年・冬 僕は捨てられた。鈴が2つ付いた赤い首輪をつけられたまま・・さまよい歩いてたどり着いた「あかつきにゅうたうん」あちらこちらの家の勝手口で、プライドを捨て生き残るために媚びた。しかし、世の中は厳しい。もうダメか・・・そう諦めかけたとき、トレーの上に食べ物が置いてあった。だが、それは、天敵「犬」の臭いがした。一瞬ためらったが生きる為には・そう、僕はもう野良猫。それから、いつも犬の臭いのご飯が置かれる様になった。世の中、捨てたもんじゃない。僕は、どんな「犬」の残り物をもらっているのか、調査した。家の中のソファでくつろぐ、大きくて、きれいな「犬」という事がわかった。名前は【カレラ】と言うらしい。苦労知らずのお嬢さまだ。だが、彼女が残してくれるおかげで、僕も何とか1999年を迎える事が出来た。
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