バイクショップの看板犬を目指す

ユウちゃん

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最初に犬を飼いたいと言い始めたのは、私(ヨメ)のほうでした。

今まで実家の方では、純血種といわれるワンしかいたことがなかったので、
なんの疑問も無く「ペットショップ」にいこうと思っていました。

しかし、夫は「命をお金で買うことに、とても抵抗がある!雑種の方が可愛い!」
といって、聞かなかったのです。

そこで、滋賀県動物保護管理協会の方へ何度か足を運び抽選会に参加したのですが、
かなりクジ運の悪い私は、2分の1の確率ですら外れてしまうのでした…。
このくじ運では、いつになってもワンとの生活が送れないと思い、
始めたばかりのパソコンを使って「里親探し」のホームページを探しました。

あまり、検索の仕方等も分からなかったので、とりあえず行った所で、
手当たり次第関西圏の方に連絡しました。

すると、今回ユウ(♀)の里親を探していらっしゃる方と連絡が取れたのです。
そこのお宅は、10匹ほどのワンがいて、オスとメスを離して飼ってらっしゃるそうですが、
ある日知らない間にメス達の柵が離れて、数日すると妊娠を確認されたそうです。
そこのお宅には、心無い人達がダンボールにワンを入れて捨てていったりされるそうなので、
困ってらしたのが印象的でした。

ユウがやってきたのは去年の7月9日でした。3月3日のお雛様の日の生まれのユウは、
4ヶ月になっていました。ひとしきり話した後、ご主人たちは帰られ、さてと…、とユウを見ると
蚤とダニにまみれていたのです。驚いた私は、すぐに獣医さんの所へ走り薬をもらいました。

数日して、やっときれいになったユウですが、今まで人と接した事が少なかったのか、
とても臆病でした。しかも、バイク店の我が家には、沢山の人が毎日やってくるのです。
しつけの0から始まりました。人に興味を示さないユウは、誉められても嬉しそうにもしない、
人が近づくと吠えまくる、トイレは覚えない、食糞は始まる、獣医さんでは大暴れ…。
とにかく毎日が格闘でした。この子の事で涙を流したことも多々。いろいろなホームページに
お邪魔して、いろんなところで相談しました。

そしてそこで、ワン達の過酷な現状にも愕然としました。
今まで犬好きだと自分で思っていたのですが、本当の犬好きではなかったのです。
そんなことがあって、少しずつ正面からユウと向き合う様になりました。
沢山のいろんな事をユウに教えてもらいました。

まず、意味の無い「怒り」はぶつけない。人といることが楽しいことだと思えるようにする。
悪いことをしたら、しっかりしかる、などなど基本的なことでした。
いまでは、食糞も無くなり、少しだけ店の中では遠いところからの指示に従えるようになって、
交差点ではすわれ・待てが出来るようになったのです(涙)

相変わらず、避妊手術をしてから獣医さんでは大暴れですが、先生も受け入れてくださって、
やっと、病気の方も安心できるようになりました。(良かった…(T_T))

まだまだ、困ったこともしますが、私達夫婦の中にユウのいない生活は考えられません。
夫婦喧嘩も無くなって、本当に助けてもらったのは私達の方だと思っています。

私達は、経済的にもお店的にも大きな犬を飼ったり、沢山のワンを保護させてもらったりも
出来ませんが、今は我が家のユウを一生大切に愛しつづけていくことが、精一杯だと思っています。
そして、不幸な最期を迎えなければならないワン達がいなくなる日が来ることを願ってやみません。